Tokyo Downtown Cool Festival

2010年 11.26(金)~11.28(日) open:11:00 start:11:15 日程により異なります English
Tokyo Downtown Cool Festival

ホーム > 上映作品

上映作品 —映画、アニメ、メディアアート。東アジア・豪州から「伝える」の様々な形、集めました。—

TDCMFスケジュール

日時 \ 会場・内容 学生映画秀作選 Cool Media
アサヒ・アートスクエア すみだパークスタジオ
「倉」 1号M
11月26日(金) 13:30~15:30 プログラム A プログラム 1


The Dreaming Series

※上記を同会場にて全日上映
15:45~17:45 プログラム B プログラム 2
18:00~20:00 プログラム C プログラム 5
11月27日(土) 11:15~13:15 プログラム D プログラム 1
13:30~15:30 東アジア映像メディアシンポジウム2010 プログラム 2
15:45~17:45 プログラム C プログラム 3
18:00~20:00 プログラム F プログラム 4
※出演/ホアン・ユィシアンによる演奏あり
11月28日(日) 11:15~13:15 プログラム E プログラム 1
13:30~15:30 プログラム F プログラム 2
15:45~17:45 プログラム D 16:00~ トークライブ
「Cool Mediaの時代へ」

【学生映画秀作選】


【プログラムA】


「クー氏のカメラ」
韓国フィルムアカデミー 監督:イム・サンス 14分
(1988年) ドラマ
「クー氏のカメラ」 真面目なだけが取り柄のサラリーマンのクー氏。写真撮影が趣味で休日は郊外で写真を撮っている。密談を撮影されたと誤解した投機家達は、クー氏を食事で手厚くもてなす。味をしめたクー氏は、以後、記者のふりをして写真を撮るが、ある労働争議を撮影中、カメラを持っているために労働者たちから袋叩きにされてしまう。
「ハードボイルド・ジーザス」
韓国フィルムアカデミー 監督:ジョン・ヨンホン 50分
(2010年) ドラマ
「ハードボイルド・ジーザス」 若い司祭のジョセフが開いた教会の一周年記念の日、彼の妻は家への帰り道で交通事故に遭い、昏睡状態に陥ってしまう。ジョゼフは、病院から妻が妊娠しているという連絡をうけて驚く。長いこと子供ができなかったジョセフと妻にとって、それは奇跡のようであったー。 妻の事故をきっかけに、信心深い司祭が苦悩と戦う様を描きながら、人間とは、神とは何かを問いかける。
「モカ珈琲」
京都造形芸術大学 監督:藤本啓太 26分
(2008年) ドラマ
「モカ珈琲」 大学生活を都心で送る拓は、教師になるため勉学に励んでいたがどこか身が入らない。そして一枚の写真をきっかけに田舎へ帰省する。地元の友人や家族、周囲の景色と触れる中で、それぞれの変化を感じる拓は一抹の寂しさを覚える。19歳という微妙な年齢がもたらす繊細な時への思いを、ゆったりとした田舎の景色の中で描く。

▲ページ上部へ

【プログラムB】


「あなたはだれ?」
韓国フィルムアカデミー 監督:イ・ユンビン 9分
(2005年) アニメ
「あなたはだれ?」 かわいい子グマはお母さんグマと一緒に暮らしている。ある日、1匹のクマが訪れる。でも、誰もドアを開けない。それは、お父さんグマだった。子グマがお父さんに言う、私の質問に全部答えられたらおうちに入っていいわよ、と。「普通に」暮せない家族のお話。
「COLORS」
日本大学 監督:小森塁 28分
(2010年) ドラマ
「COLORS」 覚醒剤に手を出し、友人を裏切り、家族を傷つけ、自分をも傷つけてしまった女子高生。そんな彼女がある盲目の画家と出会う。反発しながらも画家との交流により少しずつ自分自身の「何か」に気づいていくー。人間の様々な内面を「色」に置き換えて表現し、自分自身を受け入れるという難しさを描く。
「風が吹くとき」
韓国フィルムアカデミー 監督:チェ・ヨンソク 21分
(2009年) ドラマ
「風が吹くとき」 若き軍人が兵役最後の休暇で帰郷する。故郷に帰ると、再開発で自分の家がない。そこには、ただ風が吹き抜けるだけ。自分が誰なのか、ここはどこかを考える一方、自分自身が生きている、という「罪」を悔やまずにはいられない。独特の空気感のある作品。
「消えた小さなタクシー」
国立台湾芸術大学 監督:ヂャン・ユゥピン 22分
(2010年) ドラマ
「消えた小さなタクシー」 タクシードライバーである父親が宝くじを当て、家族で海に遊びに出かける。ところが当たった宝くじを車に置いたまま車のカギを閉め忘れ、車ごと盗まれてしまう。落ち込む父、小言を言う母親、反抗期の兄、痴呆の祖父、やんちゃな弟。苦境に陥った家族をコミカルに描きながら、家族のぬくもりを感じさせる作品。
「36番目の囚人」
監督:キム・イルヒュン 7分
(2007年) ドラマ
「36番目の囚人」 人間が心と体を切り離すことができるようになった未来。警察官は犯罪者を捕まえるために、肉体を変える。が、犯罪者は心をネットの中に送り込んで逃げる。

▲ページ上部へ

【プログラムC】


「コチョルのために」
韓国フィルムアカデミー 監督:ホ・ジノ 20分
(1992年) ドラマ
「コチョルのために」 子供の頃、家が貧しく幼なじみの“お下がり”を着て育ったコチョルは “中古”に劣等感がある。が、彼の職業は“中古車”の売買。そんな彼の唯一の自慢は可愛いガールフレンドのユンジャ。実はユンジャも仲間の“元”彼女だった。お下がり嫌いのコチョルは…。
「ひと・となり」
日大藝術学部 監督:原廣利 30分
(2010年) ドラマ
「ひと・となり」 人と人が触れ合える場、それが銭湯。しかし、今の銭湯は、時代の移り変わりにより経営悪化が著しい。そんな中、由香は実家の銭湯を新しく、また昔の様に人々が集まれる場所として生まれ変わらせようとする。こんな時代だからこそ「銭湯」をよみがえらせたい。人と人とのふれあいを、若い視点でさわやかに描く。
「ストップ」
韓国フィルムアカデミー 監督:パク・チェオク 5分
(2008年) アニメ
「ストップ」 老いた母親を車の助手席に乗せ病院に向う息子ヨンソク。パワーウィンドウで子供のように遊ぶ母親に苛立ちを隠せない。突然、目の前に居眠り運転で逆走してきたトラックが・・・・ ユンソクが急いでよけようとハンドルを切ったその瞬間、時間が止まった!母親のぬくもり、親子の愛情をコミカルに描く。
「父と帰る日」
日大藝術学部 監督:志真健太郎 30分
(2009年) ドラマ
「父と帰る日」 父親と二人、下町の自動車修理工場で働く尚吾の元に、一台の事故車が運び込まれてくる。事故が不自然なため尚吾は車の欠陥を疑い始めるが、父には一周される。そのうち彼は母親の事故死が、その欠陥と関係があることを突き止め、父親に詰め寄るが… 黙々とやり遂げる父の姿を爽やかに描く。

▲ページ上部へ

【プログラムD】


「大きな荷物を背負った老人」
韓国フィルムアカデミー 監督:パク・ヒョンギョン 11分
(2003年) アニメ
「大きな荷物を背負った老人」 韓国フィルムアカデミー 11分 アニメ 2003 昔、ある少年が町を離れた。数十年後老人になった彼は大きな鞄を背負って町に帰ってくる。人々は突然帰ってきた老人に戸惑う。そして次第に老人がいつも背中に背負っている大きな鞄に何が入っているのか気になり−。韓国の言い伝えをモチーフにした作品。
「ほら穴の中の子供」
韓国フィルムアカデミー 監督:パク・ウンヨン 6分
(2009年) アニメ
「ほら穴の中の子供」 戦争中両親の虐殺を目撃し、ほら穴に逃げた子供は、恐怖のために外に出られない。ほら穴の中で冬を過ごしているうちに1頭の猪がやって来る。春になって子供は、猪と一緒に外へ出てくる。自分の殻に閉じこもりがちな子供が、力強く生きようとする過程を描く。
「RUSH」
国立台湾芸術大学 監督:ニーシャ・リー 15分
(2009年) ドラマ
「闇」 作者の心の中を映像、ドラマ、アニメーションの合成で実験的に記録。人は欲望の為に自分自身を変え続ながら社会に溶け込んでいる。 自分の世界から飛び出て、もう一つの世界に飛び込む。自分の殻から飛び出たつもりが、また元の殻に戻っているのかもしれない。
「無風状態」
韓国フィルムアカデミー 監督:ジョン・ジェウン 19分
(2009年) ドラマ
「無風状態」 人生に絶望する45歳の男、チャンヒ。自分を追い詰めた不幸の元を考えたら、いじめっ子のソクファンに思い当たる。20年ぶりの再会。ソクファンは車椅子の障害者になっていた。チャンヒはソクファンを道連れにしようとし、ソクファンは栄養剤を売ろうとするが…。
「QULOCO」
京都造形芸術大学 監督:柴田有麿 35分
(2010年) ドラマ
「QULOCO」 平凡で冴えない高校生・鈴置は、演劇部のドジな新人・りこの一生懸命な姿に一目惚れ。電撃が走るようなその瞬間から、鈴置の背後には<何か>がたくさん付いてくるようになった。一方その頃、クラスで人気者の櫻井は、お笑いコンテストに向けて相方を探していたー。オフビートな漫才青春映画。

▲ページ上部へ

【プログラムE】


「星の影」
東京工芸大学 監督:嶋崎将人 28分
(2010年) ドラマ
「星の影」 父親とケンカして、家出同然で上京し大学に通う優香は、天文部で過去にとらわれて生きる俊輔と出会う。ある日、優香は弟から父親の容態が悪い事を知らされるが、父親を許す事が出来ず帰る事を拒み続ける。星を眺める優香と俊輔、問題を抱えながも、2人に少しずつ変化が訪れる…
「手紙」
韓国フィルムアカデミー 監督:ザン・ヒョンユン 10分
(2003年) アニメ
「手紙」 ヒョンビンは別れた彼女に毎日手紙を書いている。何度書いても彼女から返事は来ない。郵便局のたった一人の職員,アミはいつも黙々とスタンプを押している。ある日、ヒョンビンが手紙を出しに郵便局に行くと、アミが突然、彼の手紙を食べてしまう。そして…。
「プリーズ・リリース・ミー」
韓国フィルムアカデミー 監督:キム・ジュンヒョン 50分
(2010年) ドラマ
「プリーズ・リリース・ミー」 レミはフランスで暮らす両親に引き取られた韓国人孤児。30年後生みの母、ジャンスクを見つけるが、彼女と娘のジエは戸惑いを隠せない。一方、6歳のソンウは再婚してオーストラリアにいる実の母に会いたい一心でインターネットゲーマーの相手をしながら小遣いを稼ぐが… 幸福とは、家族とは、錯覚か、それとも幻なのか。

▲ページ上部へ

【プログラムF】


「かくれんぼ 」
韓国フィルムアカデミー 監督:クウォン・イルスン 19分
(2000年) ドラマ
「かくれんぼ 」

韓国フィルムアカデミー 19分 アニメ 2000 少年は母親の膝元で眠るのが大好き。ある日起きると母親はいない。家中を探す少年。近所の人は母親が彼を置き去りにしたと言うけど、母親はどこかに隠れているはず…。 緊張感のある美しい映像が素晴らしい。ヴェネチア映画祭、東京国際映画祭出品作品。

「おってくらんし」
日本映画学校 監督:大西栄理子 35分
(2010年) ドラマ
「おってくらんし」 四方を山に囲まれた静かな村。アキはそんな村に住む元気な女の子。ある夏休み、アキは村のはみだし者・司郎と自転車の練習をする。親子の様な二人の毎日が楽しく過ぎていくが、幸せな夏休みにも終わりはやってきて…。
「head」
韓国フィルムアカデミー 監督:イム・ジョンゴン 7分
(2002年) アニメ
「head」 卵から孵ったAは組み立てられた後、1個の人間になった。Aは自分が不完全なことに気がついた。そして、完璧な人間として生まれ変わろうとした。しかし、彼は自分と同じ欠陥のあるBに会い、Bに殺された。BはAの頭を自分の体にくっつけた。しかしそれは頭ではなく「タマゴ」だった。第19回プサンアジア映画祭出品作品。
「支離滅裂」
韓国フィルムアカデミー 監督:ポン・ジュノ 30分
(1994年) ドラマ
「支離滅裂」 若い教え子の後ろ姿によからぬ妄想を抱く社会心理学の大学教授。毎朝ジョギングで他人の門前の牛乳を盗む癖がやめられない新聞記者。酔っぱらったエリート検事は、トイレを探すが見つからない…。社会的地位のある中年男性達の裏の顔を茶目っ気たっぷりに描く。

▲ページ上部へ

【Cool Media】


【プログラム1】

Tokyo Downtown Cool SUMIDA 「破」映像作品
Tokyo Downtown Cool SUMIDA :東京下町・墨田のヒト・モノ・コトを映画の手法を使って映像製作・発信するプロジェクト。「まち映像プロデューサー講座」からは21人のグローカルメディアプロデューサーが巣立ち、墨田の元気に貢献しています。
www.youtube.com/user/tdcsumida


久米繊維工業「序」「破」

 

能重製作所「序」「破」

 

マルサ斉藤ゴム「序」「破」

▲ページ上部へ

【プログラム2】

[Osaka Chaos【大阪ケイオス】] 「破」映像作品
大阪のモノづくり企業が連携し、ものづくりの魅力を映像で発信しながら、
新たな連携と可能性を創造するプロジェクト。働く人の輝きを映像化し、日本を元気にする目的で活動展開中。


広栄工業株式会社
「未来の素材を身近に」
~Osaka Chaos 「破」

 

株式会社サカイテック
「繋ぐ、モノづくり」
~Osaka Chaos 「破」

 

株式会社ケンテック
「この硬さが誇り」
~Osaka Chaos「破」

株式会社三協製作所
「絆から生まれる新しい創造」
~Osaka Chaos 「破」

 

株式会社新日本テック
「「すし屋型」ものづくり企業」
~Osaka Chaos 「破」

 

田代珈琲株式会社
「「真」の美味しさを追求」
~Osaka Chaos 「破」

枚岡合金工具株式会社
「ものづくりの前に人づくり」
~Osaka Chaos 「破」

 

マツダ株式会社
「6回叩く匠の技」
~Osaka Chaos 「破」

 

株式会社レイ・クリエーション
「成果を生む情報デザイン」
~Osaka Chaos 「破」

▲ページ上部へ

【プログラム3】


[すみだ青年映像交流事業作品]

墨田のモノづくり、伝統、環境への取り組み等を 台湾の学生がドキュメンタリー映像化。

「Green墨田 」
世新大学広播電視電影系四年生 監督:高薇雅・黄汶琳・黄靖茹・蔡宜庭 14分
(台湾/2010年/ドキュメンタリー)
「Green墨田」 墨田区は長きに渡り都市化による環境破壊を受けてきた。そのため東京23区内の中で最初に環境宣言をし、現在では環境保護に力を入れている。緑化計画を推し進める中、環境保護の考えは墨田区の各家庭の日常生活にも深く根付いてきた。 そこで本片は第三者の視点から墨田区の日常生活における環境保護活動に着目した。2011年に完成する東京スカイツリーは都市発展の象徴という面だけでなく、同時に環境保護の象徴としての側面もあり、墨田区はその2つを融合した新しい都市としてスタートを踏み出そうとしている。 本片を通じて東京スカイツリーの背後で実施されている環境保護を、どのように行っているのか、墨田区の本当の姿に迫った。 最終的に分かったことは、「天空の城(美しい街)」にするには政府・企業・住民の協力があって初めて実現するということだった。
「北斎通りの秘密の小道 」
国立台湾芸術大学電影学系三年生 監督:江承祐・章家嘉・史英芹・翁雅雯 14分
(台湾/2010年/ドキュメンタリー)
「北斎通りの秘密の小道」 台湾から来た若者が、画集を持って墨田区の街を観光していた。地図をたよりに北斎通りに辿り着き、北斎の浮世絵を観賞しながらゴッホや黒澤明を思い出していた。すると突然、浮世絵の中に入り込んでしまい、その中を彷徨うことに・・・ 現代に生きる台湾人学生の目から見た浮世絵の世界、江戸時代の風情を感じる作品。
「スカイツリーで待っています」
台南芸術大学音像動画研究所
一年生
監督:陳星嘉・張正杰・謝因明・呉怡静 20分
(台湾/2010年)
「スカイツリーで待っています」 ①1793年、江戸時代。「健一」はとある城主の息子で、「平川」はそこに仕える武士であった。二人は非常に仲が良く深い友情で結ばれていたが、ある事件で平川は城主を守り犠牲となり、健一の前から姿を消してしまう。健一は平川に再び出会うため、ある伝説に唯一の望みを託すが・・・
「スカイツリーで待っています」 ②2010年 夏、晴子と夏美は東京スカイツリーの近くの帽子工場で働いていた。2人は毎日のように、仕事が終わるとカフェで帽子のデザインについて語り合い、楽しい日々を過ごしてきた。ある日、晴子は夏美がデザインコンテストで賞を獲得したことを知り、それがきっかけで喧嘩をしてしまい、それ以来連絡が途絶えてしまう。5年後、夏美はトップデザイナーとなっていたが、心の中ではずっと晴子を気に掛けているのだった。

▲ページ上部へ

【プログラム4】


暗い空
(※日本初公開) 監督:チャン・ロンジー
プロデューサー:
スー・チャーシエン
出演:ホアン・ユィシアン、チャン・ロンロン
37分
(台湾/2008年/ドラマ )
「暗い空」 第10回台北映画祭最優秀短編作品賞受賞、第45回金馬賞短編作品部門ノミネートのほか、釜山国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、ドバイ国際映画祭等出品多数。
視力を失った盲目の青年の物語。彼は幼い頃、自分の目が見えなくなったのは空が暗くなったからに違いないと思っていた。ちょうどかくれんぼでオニになった子が目を閉じると見えなくなるように。10、9、8…とカウントダウンする声だけがいつまでも耳に残っている。彼が自在でいられるのは音の世界だけ。音楽が彼のもう一つの道を切り開いていくのだった。そして音楽を通して閉じられた空間から窓外の世界へと足を踏み出していく。

▲ページ上部へ

【プログラム5】


「墨田ご当地映画「歓待」区内特別試写 」
「歓待」製作委員会 監督:深田晃司 100分
(日本/2010年/ドラマ )
「歓待」 東京、下町。夏の光に照り返る大きな河川を抱く工場地帯の一角で、小林印刷は今日も輪転機の音を響かせている。若い妻(夏希)と前妻の娘(エリコ)、出戻りの妹(清子)と暮らす小林幹夫。勤勉に働く家族にとっての最近のもっぱらの事件は、エリコの飼っていたインコのピーちゃんが逃げてしまったことぐらいである。そんなある日、かつて小林印刷に資金援助していた資産家の息子と名乗る男、加川花太郎が不意に訪れてくる。加川は、低姿勢ながら確実に小林家の内部へと入り込み、夫妻のゆるやかな日常は、加川とその招来客によってにわかに崩れ始めていく。

▲ページ上部へ

【メディアアートfrom 】  ■会場:すみだパークスタジオ 1号M



動きの中の記号論:異質と同質
*日本初上映 キュレーター:ルビ・トーマス、サリー・デニス、オリビア・ポーガン、エリース・ウィルキンソン
アーティスト :TBC
ダニエル・マキュエン、無題、2010
QUTインターンチームが在校生と卒業生の作品をショーケースとして編成。テーマは、記号論というレンズを通して、日常生活から異文化間の対話を探り出すこと。分かれているモノを繋げつつ異質なモノに訴求する事は記号論の成せる業であるが、このショーケースを通じて、ありふれたように見える日常生活も、実はまるで目新しいものと捉えることができるかもしれない。

このプロジェクトはアボリジナル・ネーションズ・オーストラリアQUTIDAP(※日本初公開)によってサポートされています。

QUT Precincts IDA Projects

▲Page Top

【The Dreaming Series】  ■会場:すみだパークスタジオ 1号M


製作:アボリジナル・ネーションズ・オーストラリア(Aboriginal Nations Australia) / 2010/ 各作品5分

先住民であるアボリジニが4万年以上のあいだ口伝してきた民話(The Dreaming)をアニメ化した作品集。それは単なる昔話ではなく、「土地」とともに生きる人々の知恵・信仰・文化の結晶。かつて人々は、話し手の話を聴きながら各自の頭の中で「空想」という映像を見ていました。その習慣が現代文化と融合し、先端技術の助けを借りて、世界の先住民の中でも類を見ないアニメーション「The Dreaming Series」となりました。長老が語った話をコミュニティの合意を得て作品にし、一切の著作権をコミュニティに帰属させています。抑圧の歴史の中でアイデンティティを放棄せざるをえなかった先住民の誇りを取り戻し、前向きに未来へ向かう真摯な姿勢が伺える、希望溢れる作品集。*日本初公開
http://www.thedreamingstories.com.au/










Aboriginal Nations Australia


このプロジェクトはアボリジナル・ネーションズ・オーストラリアQUTIDAP(※日本初公開)によってサポートされています。

QUT Precincts IDA Projects

▲Page Top

会場別イベント内容はこちら

KFCホール

「“超”モノづくり部品大賞」贈賞式
モノづくり推進シンポジウム
モノづくり部品大賞受賞企業・Tokyo Down Town Cool Media Festival 合同レセプション

すみだパークスタジオ

Cool Media(ものづくり、地域リソースを映像化した作品、「暗い空」from Taiwan他)
トークライブ「Cool Media の時代へ」
アボリジニ・アニメ
メディアアート from IDAprojects and QUT

アサヒアートスクエア

東アジア地域学生映画秀作選
東アジア映像メディアシンポジウム2010

-